2010年03月15日-03月19日
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光ネットワーク性能測定のRFC標準が発表 上海

2010年03月17日

 上海交通大学は16日、同大が主体となって定めた光ネットワーク測定分野のRFC標準が、イ ンターネット技術の標準化を推進する国際的な団体であるIETFからトップレベルの推薦標準として公表されたことを明らかにした。光ネットワーク測定の分野でRCF基準が発表されたのは初めてで、中 国の光ネットワーク技術が世界的に認められたといえる。「科技日報」が17日伝えた。

 今回発表された標準は、世界初となるダイナミック光ネットワークのシグナリング・プロトコル性能に関わる国際標準で、コントロール・フラットコネクタの構築や削除・遅れといった核となる指標を定義、カ ギとなる光ネットワーク設備の機能を規範化してダイナミック性能を高め、ダイナミック光ネットワークの革新的応用を進め、関連協議の内容を深めるのに大きな影響力をもつ。

 IETFは、インターネット技術の標準化を推進する世界的に権威ある団体で、これまでにTCP/IPを含むインターネットにとって最も重要な協議標準を定めてきた。IETFには長年、欧 米など先進国の通信設備メーカーや通信業者、大学や研究機関の代表らの参加が主で、中国からの参加はいまだに少ない。またIETFが定めた約5000項目のRFC標準のうち、中国のものはわずか15項目で、う ち推薦標準も5項目にすぎない。

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