2010年03月15日-03月19日
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超高圧直流送電プロジェクトで国産化を実現

2010年03月18日

 超高圧直流設備(EHVDCおよびUHVDC)の国産化は、直流送電国産化プロジェクトにおける後期の重要ポイントとなる。国家エネルギー局、中国機械工業連合会は西安で13日、西安電力機械製造公司( 中国西電)の開発した超高圧直流送電関連機器の鑑定会を開いた。鑑定会では、中国西電が独自開発したスイッチ、変圧器、避雷器、コンデンサ、リアクターなど、21の新製品が鑑定に合格した。全 体的な技術水準は国内外でもトップレベルに達している。このことは、中国西電が直流設備の要となる技術を掌握し、企業の競争力を高めたことを意味する。「科技日報」が18日に伝えた。

 中国西電は、送配電に関する一連の一次設備の生産・製造能力を有し、直流機器の生産が可能な中国唯一の企業だ。また、直流送電設備の開発、生産、製造、テスト、検査を行う重要基地でもある。

 西電集団は07年、国内の直流機器製造分野における優位を十分に利用し、直流プロジェクト分野でのメリットを拡大し、産業における優位と市場競争力を高めていくことを決定。直 流送電コンバータ設備の製造能力を高めるべく、西安高圧電器研究院と集団傘下の各専門機器製造公司における研究開発、設計、標準、テスト、検査能力を統合し、直流設備の全面的な国産化研究開発を展開してきた。

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