工業情報化部の李毅中部長はこのほどインタビューに答え、電気通信、放送、インターネットの3つのネットワークを融合する「三網融合」の試行方案が5月に打ち出され、6 月から施行されることを明らかにした。「上海証券報」が18日に伝えた。
「三網融合」は今年、政府活動報告の中で再び提起された。世界的に見れば、「三網融合」は大きな問題ではないものの、中国では「三網融合」の提起から10年以上経った今年1月13日、よ うやく国務院常務会議で前進を果たし、「推進加速」に向けたスケジュールが組まれた。
現在中国では、電気通信網とインターネット市場の融合はすでにかなり進んでいる。要となるのは、この2つを、ラジオ・テレビ網といかに融合させるかだ。
李部長によると、工業情報化部と広電総局(中国国家放送映画テレビ総局)は国務院弁公庁の指導の下、討論と準備を行い、11の共通認識に達した。この基礎の上に、「三網融合」を 推し進めるための総体計画を作り上げたという。
李部長は「三網融合試行方案の核となるのは、双方向の業務参入における突破口を探すことだ。ラジオ・テレビ業界は今後、規定にそって電信業界の業務に参入することができるようになり、国 有電気通信企業も規定に従ってラジオ・テレビ業務に参入することができるようになる」。