2010年03月22日-03月26日
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青海省で「燃える氷」の開発プランが完成

2010年03月22日

 青海省科技庁が伝えたところによると、中国科学院広州メタンハイドレート研究センターが予定よりも早く完成した「青海省メタンハイドレート調査・開発プラン研究報告」の審査が行われ、同省の永久凍土には比較的良好な「燃える氷」が存在するため陸地調査・開発技術方法試験基地を建設し、メタンハイドレートの調査・開発に役立てる提案がなされた。新華社が21日伝えた。

 「燃える氷」とは、学名でメタンハイドレートと呼ばれるクリーンエネルギーのことで、「ポスト石油時代」に戦略的資源として最も期待されている。研究資料によると、中国にはチベット高原の凍土地帯を中心に、石油にして最低253億トン相当の「燃える氷」が存在すると推測されており、青海省はそのうちの約4分の1をすでに確認済みだ。青海省科技庁の職員によると、今回の報告は、青海省の有利な地理的条件を十分に利用し、「燃える氷」の開発を推進していくために役立てられるという。

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