ディスプレイ市場分析における最大手ディスプレイサーチが発表した09年度第4四半期世界のパッシブ・マトリクス型有機ELパネル出荷数で、前期5位だった中国の維信諾公司(Visionox)が 韓国のサムスンを抜いて4位に順位を上げた。科技時報が25日伝えた。
同社は国内で初めてパッシブ型有機ELパネルの量産を始めたメーカーで、国内の企業では唯一大量生産を行っている。上位3はいずれも長年パッシブ型有機ELパネル産業を手がけている会社だが、維 信諾社は08年10月に生産を始めたばかり。
同社の責任者は、「世界4位という結果は独自の技術を頼りに発展してきた中国の有機EL産業の順調な船出を意味する」とし、「有機EL産業は今後、小型のパッシブ型有機ELパネルを基礎に、大 型のアクティブマトリックス型有機ELへと向かっていく傾向にあるが、すでに相応の準備は整えている」と述べた。