「中国が現在建設中の原子力発電プラントがすべて完成すれば世界最大規模になる」と中国核工業集団公司の孫又奇副総経理は23日開幕した「第11回中国国際原子力工業展」で述べた。科学時報が25日伝えた。
孫氏によると、中国ではすでに11のプラントで910万キロワットの電力が生産されている。さらに28のプラント建設に向け10のプロジェクトが承認され、うち20基はすでに建設が始まっている。今後の傾向から見ても、中国の原子力発電の発展は先を行っているという。
今回の展示会は「クリーンな原子力エネルギー、低炭素な未来」をテーマに、中国原子力学会、中国原子エネルギー工業有限公司、北京市商務委員会が共同で主催、中国、フランス、カナダ、ドイツ、英国、米国、ロシア、日本など15カ国から200社以上が出展し、展示面積1万平米近くと過去最大の展示会となっている。今回の展示会では、近年の世界における原子力エネルギーの新技術や新成果などが展示され、見学者に原子力エネルギーの生の現状を紹介する。