中国民用航空局航空器審査チームは25日北京で、エアバス社にA380機運営資格最終審査報告を授与し、世界最大の旅客機が中国の民間航空規程を満たしていることを確認した。新華社のウェブサイト「 新華網」が伝えた。
最終審査報告は、昨年12月に中国民航局から下りた型番認可に続き、中国民航局各地域管理局が航空会社のA380の運営を認可した指導的文書で、中国での運営開始にさらに一歩近づいた。
中国民間航空規程によれば、初めて国外から輸入する新型旅客機は運営開始前、民用航空局航空器審査チームによる審査を受けることとなっている。審査内容は、中国民間航空規程の運営要求に適合するか、乗 務員の研修が要求通り規範化されているか、トラブルや設備故障などの状況下における運航管理基準、航空機のメンテナンス要求、持続的安全飛行手引き、その他の必要な審査となっている。
中国南方航空が05年に発注したエアバスA380機5機の引渡しは2011年に始まる。