中国は、軌道上の衛星8基、作成中の衛星6基、計画中の衛星3基の運営と管理を通じて国内での衛星放送シェア100％を初めて実現し、東経76.5度から138度を飛行する「衛星艦隊」の 優位性を生かして海外での新サービスを展開している。中国の宇宙開発技術の発展に向け、中国衛星通信集団は「天地一体」の衛星総合情報サービスの構築に力を入れている。人民網が12日伝えた。
同社のインフラ電気通信業務は昨年、中国航天科技集団に統合され、宇宙セグメントの運営と地理情報システム、衛星地上管理サービスといった3つの主要業務を重点的に展開していくことになり、こ の1年で資産総額は再建当初に比べ76.28％増、業務収入は前年同期比25％増に伸びた。
さらに国内初となる歩行者用GPSも発売。動態的な交通情報サービスを15都市で提供し、国土の50％以上を航空カメラでとらえているほか、衛星地上管理サービスを通じて、1 000万世帯に衛星からのデータ配信やマルチメディアな総合情報サービスを提供している。