湖北省武漢市蔡甸区にある500キロボルトの超高圧送電線傍に4月12日午後2時頃、MD500型ヘリコプターが空中停止し、機上の作業員がたった1分でスペーサーを取り換えた。新華社のウェブサイト「新華網」が12日伝えた。
この瞬間、湖北省超高圧送電変電公司のヘリを使った超高圧送電線での電気作業が成功し、中国の同分野における空白を埋めた。ヘリを使った電気作業が行えるのは今のところ米国、カナダ、豪州などの数カ国だけで、電線の点検や修理、欠陥処置の際に使用する技術手段となっている。
現場で指揮を執った韓昊さんによると、作業中、作業員とパイロットはトランシーバーで意思疎通を図るが、息の合ったコンビネーションが求められる。以前は1日30個のスペーサー取り換えが関の山だったが、ヘリを使えば1日300個は取り替えられるという。