中国軌道交通の自主革新力を向上するため、北京交通大学中国現代軌道交通科学技術研究院が12日、設立された。科学時報が14日伝えた。
中国はこれからの20年、軌道交通の発展が世界で最も速い国を目指す。資料によると、中国の鉄道の営業距離は2020年に12.9万キロに達する見通し(旅客専用線が1.6万キロ以上)。2 0都市以上に総距離5000キロの都市軌道交通が建設される。上海と杭州を結ぶモノレールもすでに認可が下り、軌道交通は新たな交通機関として現在研究が進められており、今 後はモノレールなどの軌道交通でも大きな発展が見込めるだろう。
軌道交通の発展のチャンスとチャレンジを前に新たに設立された同研究院は、政策的意見や知識革新、技術支援、人材育成など多方面で中国の現代軌道交通の発展に貢献していくことが期待されている。研 究院の傘下には高速鉄道研究センターをはじめ、都市交通研究センター、モノレール研究センター、軌道交通研究センター、交通研究センター、総合交通研究センターが設立され、現代軌道交通の各分野を網羅している。