2010年04月05日-04月09日
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広東省、台山原子力発電所の2号ユニットが着工

2010年04月15日

 原子力システムのメイン設備の製造、建設、設置すべてを中国企業が請負う広東省の原子力発電所1期工事2号ユニットの建設が15日、始まった。中国新聞社が15日伝えた。 

 台山原子力発電所1期工事には、第3代原子炉とされる欧州加圧水型炉(EPR)の技術を基にしたCEPR(中国のEPR)技術が採用される。広東核電集団と関連企業の積極的な支援のもと、台 山原子力発電所1期工事は中国企業が外資系企業と共同で原子力システムの設計を行うほか、補助設備の調達や2号ユニットのメイン設備の製造はすべて請負うことでCEPR技術に関わる各分野や専門の設計、製造、現 場施工技術を掌握するとともに、技術譲渡を通じすべての関連技術の国内での使用権を獲得した。

 単独ユニットの容量としては世界最大、2号ユニットのメイン設備は国産製品が使われ、原子炉圧力容器や蒸気発生器はそれぞれ広東と上海の製造工場で製造が始まっている。

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