潤滑油市場では20%のハイエンド市場が80%の利益を占めるが、さらにそのうちの80%は海外メーカーが牛耳っている---。これが中国のかつての潤滑油市場の構図だった。「科技日報」が19日伝えた。
昆侖潤滑油の関係者によると、昆侖など国内の潤滑油メーカーはブランド力や鍵となる技術で海外メーカーを追い抜こうとしている。これまでの市場シェアの構図が崩れ、国産時代が急速に到来しつつある。
昆侖潤滑油は昨年、独特な高温洗浄剤技術を核とするシリーズのエンジンオイル開発に成功した。ギアオイルに配合される摩耗防止添加剤や複合剤の製造技術や工業化への応用は長年、海 外の石油会社牛耳っていたが、国産の潤滑油製品も技術的に世界トップレベルに達し、鍵となる技術でも大きな飛躍を果たした。