清華大学精儀系リハビリ研究センターの張済川教授はこのほど、臨床試験に向けた実用型対麻痺者用歩行器の開発に成功したことを明らかにした。同歩行器は、北京瑞海博科技有限公司と共同で開発したもので、3 度にわたる改良とプロトタイプ制作を重ね、技術が成熟したという。同歩行器の核心技術は、すでに2つの特許を申請しており、市場展開の見通しも明るい。「科学網」が20日に伝えた。
張教授によると、同歩行器は対麻痺者が歩行補助や、リハビリ訓練のために用いる設備で、主に▽対麻痺者が身につける歩行補助ツール。歩行器の駆動により、独 立歩行が可能となる▽下肢障害者のリハビリ訓練のための設備。医療用の室内歩行器具 (ルームランナー)と組み合わせて使用する--という、2つの用途があるという。