2010年04月12日-04月16日
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中国初、2タイプの飛行エリアが楽しめる風洞が完成

2010年04月22日

 成都の華僑城で20日、中国空気動力研究センターが設計した、中国初の2タイプの飛行エリアが楽しめる風洞(ウィンド・トンネル)が完成した。中 国で初めて2つの飛行エリアが連結しているプランが採用され、風洞建設の分野において航空力学技術の重要かつ革新的成果となった。「科学時報」が21日伝えた。

 この風洞は人工的に気流を起こし制御することで人を浮かせ、まるで空を飛んでいるかのような不思議な感覚が体験できる。観光客に楽しんでもらうだけではなく、プ ロのパラシュートチームもここで模擬訓練を行うという。この設備は天候を考慮し、雨天だとドアを閉めた飛行エリアだけが開放されるが、晴天だとドアをオープンにした飛行エリアも開放される。0 8年3月に設計が開始され、昨年末に試験運転に入り、すでに数千人の一般人が体験した。この風洞の完成で航空力学技術は工業化から国民経済への転換を実現した。(編集KA)

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