中国の次世代水上機、テスト飛行に成功

2010年04月26日

　中国が独自に開発した次世代水上機「天使鳥（エンジェル・バード）」のテスト飛行がこのほど、南京の金牛湖で成功裏に行われた。関係者は、中国の水上機が産業化の段階に入ったと喜びの声を上げた。新 華社のウェブサイト「新華網」が24日伝えた。

　江蘇恒川公司と関連研究所が10年近くかけて開発した水上機「天使鳥」は全幅10.7メートル、全長12.6メートル、高さ3.5メートル。中国企業が完全に独自の知的財産権を持つ。

　世界で水上機を製造している国はロシアと中国だけで、中国が独自に開発した今回の水上機はこれまで課題とされてきた浸水問題や高空飛行できない欠点を克服したため、今後大いに市場拡大が見込め、す でに米国やカナダ、豪州、インドネシアなど11カ国・地域から受注の意向を受けている。価格は約10億元。