2010年04月19日-04月23日
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「チョモランマ大行動」が開始 今年で7回目

2010年04月27日

 今年で7年目を迎える「地球第3極珠穆朗瑪(チョモランマ)大行動」は、世界で初めて中国の高原地域を対象に環境保護、教育支援、科学技術、民生を一体化した総合的な長期プロジェクトだ。主 催者はこのプラットフォームを通じて各界の優秀なボランティアを集め、より広範な社会の力により高原地域の民生改善と環境保護を推進したいと考えている。「科学時報」が26日伝えた。

 同プロジェクトは過去6年間、地球で最も海抜が高い学校、曲宗巴松完小学校と定日中学校の校舎建設などの教育支援のほか、同じく地球で最も海抜が高い自然村落と中国で最も海抜が高い国境警備歩哨所、査 果拉歩哨所に電気を通す事業や、地球で最も海抜が高い環境教育工作所を建設し高原地域の民生を改善するなど有益な行動を取ってきた。

 大行動の始動式では、主催者側が「青蔵(チベット)高原では近年、異常気象や地質災害が見られ、人々の仕事や生活に危害を加え、持続可能な発展が急務となってきている。今 年のチョモランマ大行動でもチベット高原の持続可能な発展を進める上での課題と需要に注目し、政府と企業、ボランティアが協力して持続可能な発展を推進できる有益な形を積極的に提唱していきたい」と挨拶した。

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