2010年04月19日-04月23日
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中国、国際特許出願件数で世界5位

2010年04月30日

 国家知的財産権局の甘紹寧副局長は29日、2009年の中国の特許出願状況について次の5つの特徴をまとめた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

  1. 国内の発明特許出願件数が引き続き急増。統計では、09年の特許出願件数は前年比17.9%増の97万件に達し、うち国内の特許出願件数は22.4%の増加となった。
  2. 国内の発明特許の比率が上昇。国内の3種類の特許(「発明特許」「実用新型特許」「外観設計特許」)出願のうち、発明特許の比率が26.1%増と5年前より2.5ポイント伸びた。国 内の発明特許出願件数は発明特許出願件数全体の73%に達し、前年比18%増となった。
  3. 企業革新の主体的地位がほぼ確立。昨年は企業の出願件数が国内の職務発明全体の8割前後を占めた。発明特許を取得した申請のうち、国内の発明特許が初めて国外の申請を抜き、全体の50.9%に達した。
  4. 国際特許出願件数で世界5位に。中国が「特許協力条約(PCT,)」の加盟国となった1994年当時の国際出願件数は103件に過ぎなかったが、2009年には8000件近くに達した。
  5. 特許審査がレベルアップ。中国では現在、発明特許の審査は25.8カ月、実用新型特許の審査は5.8カ月、外観設計特許の審査は5.5カ月で済み、世界的にも審査期間が比較的短い。
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