2010年05月10日-05月14日
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上海万博 独自の知的財産権1100件を応用

2010年05月11日

 2010年中国上海世界博覧会(上海万博)の科学技術をめぐる記者会見が9日に行われ、出席した上海市科学技術委員会の寿子琪主任は次のように述べた。全 国約1千の科学研究機関と企業の1万人に上る科学技術者の5年にわたる努力を経て、このたびの上海万博には中国独自の知的財産権を備えた科学技術成果1100件あまりが広範囲に応用されている。こ のことは万博閉会後の産業化のさらなる推進・応用に向けた土台を形作るものとなる。「解放日報」が10日伝えた。

 上海万博を科学技術の革新的成果を豊富に備えた一大イベントとするために、科学技術部と上海市政府は2004年に「万博科学技術行動専門プロジェクト」を正式に確定。展望、ニーズとの融合、応 用の焦点化という3段階に分けて作業を展開し、新エネルギー、生態環境保護、省エネ建築、インテリジェント化技術、情報ネットワーク技術、新材料などの分野で、2 30項目を超える意欲的な科学技術プロジェクトを相次いで展開した。これらの成果は万博の計画、運営、展示など各方面に応用されている。

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