中国有人宇宙飛行プロジェクト弁公室は5月6日-7日の両日、北京で「有人宇宙飛行発展戦略研究--有人月探査特別研究・討論会議」を開催した。会議では、中国の有人宇宙飛行発展の実情をもとに、中 国有人宇宙飛行「3段階」の発展戦略における今後の任務・目標選択や、有人月探査の必要性・実行可能性・技術などの関連問題をめぐって幅広い研究・討論が繰り広げられた。「人民網」が11日に伝えた。
会議では、中国有人宇宙飛行プロジェクト、月探査プロジェクトの主な進展および今後の計画が紹介されたほか、世界の主要宇宙開発国家の有人月探査に関する情況、および中国の有人月探査概念の研究・論 証結果などが紹介された。また、宇宙および関連分野・業界の専門家17人が報告を行い、参加した代表たちが研究・討論を行った。
会議では、中国は現在、有人月探査に向けた総合論証を行う各条件がそろっており、関連業務を急ぎ展開するべきだとの見方が示されたほか、有人月探査プロジェクトの複雑さ、困難さを考えると、技 術面に関してはしっかりとした論証を行い、多くの方案を比較するとともに、推進力の大きいロケットなど、要となる技術の予備研究・難関突破をできるだけ早く行っていくべきだとの意見が出された。