2010年05月10日-05月14日
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中国の石油精製能力、世界第2位に

2010年05月12日

 石油精製能力は国の工業化レベルとエネルギー保障レベルを測るための重要な評価基準となる。中国石油化工集団公司(シノペック)がこのほど明らかにしたところによると、09年末現在、中 国の原油一次加工能力は4億7700万トンで世界2位となった。「上海証券報」が12日に伝えた。

 シノペックのデータによると、ここ10年間で、中国の石油精製能力は72.8%増加、年平均増加率は6.3%となり、中国石油精製能力の増加幅がもっとも大きく、増 加スピードがもっとも速い10年となった。中国最大の石油精製企業であるシノペックは現在ExxonMobil社とShell社に次いで、世界第3の石油精製企業となり、中 国第2の石油精製企業である中国石油天然気集団公司(ペトロチャイナ)も世界8位につけている。

 このほか、全国各地方の石油精製企業における精製能力は年間8805万トンに達し、山東省の精製能力が全国でトップとなった。外資の中国における石油精製能力は年間1050万トンに達し、中 国全体の石油精製能力の2.2%を占めた。

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