2010年05月17日-05月21日
トップ  > 科学技術ニュース>  2010年05月17日-05月21日 >  3G商用開始から1年、3大キャリアが低価格戦争をスタート

3G商用開始から1年、3大キャリアが低価格戦争をスタート

2010年05月18日

 中国の3G市場は09年の世界電信デー(5月17日)に正式にスタートした。09年は中国の3G元年とも言われ、中国が正式に「3G時代」に足を踏み入れた年となった。「中国新聞網」が17日に伝えた。

 その後、1年が過ぎたが、3G時代は人々の予想とはかけ離れている。このほど行われた調査によると、回答者の約6割が「3G時代」の到来を認めていなかった。高い使用料が一般消費者の前に立ちはだかり、3 Gの発展・普及を妨げる主な原因となっている。3G商用スタートから1周年を迎えた今、3大通信キャリア(中国聯通、中国移動、中国電信)はさらに多くの3Gユーザー獲得へ向け、次々と3G料金の値下げを発表、3 Gの低価格戦争がスタートした。

 3大キャリアが大幅に使用料を値下げしたことで、3G使用の敷居が低くなり、更なるユーザーを引き寄せている。しかし、業界関係者は、「低料金はキャリアがユーザーを引き寄せるための切り札と言えるが、3 G端末や3Gアプリの開発も軽視してはいけない。ネットワーク速度の向上、3G端末の増加、革新的な3Gアプリという基礎の上に、さらに3G料金が値下げされててこそ、初 めて中国における3G発展が促されるだろう」と指摘する。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます