2010年05月17日-05月21日
トップ  > 科学技術ニュース>  2010年05月17日-05月21日 >  中国、低炭素建材の発展指針を発表

中国、低炭素建材の発展指針を発表

2010年05月19日

 中国建築材料流通協会の孟国強会長はこのほど開かれた発表会において、「エネルギー消費が大きい建材業界は、中国政府の二酸化炭素排出削減目標を実践するために迅速な行動を取る責任と義務がある。こ のため、私たちは業界全体に向けて中国の低炭素建材の発展指針を発表し、業界全体の低炭素建材に向けた発展を導いていく」とのべた。「科技日報」が19日に伝えた。

 同指針は、2012年までに建材業界全体の二酸化炭素排出量を2005年度比56%減少させるという目標を打ち出した。建材工業増加値1万元あたりの排出量を約7.33トン減少させる計算となる。

 孟会長はまた、「中国の建材業界の自主的な二酸化炭素排出削減行動は05年からスタートした。数年間にわたり、『高汚染(環境汚染源となる)』『高エネルギー消費(エネルギー消費が多い)』『 高水消費(水の消費が多い)』の『三高』企業に対する操業停止を主に行ってきた。これはいわゆる『ハード面での排出削減』だ。これからは、生産技術と設備の技術グレードアップとイノベーションにより、エ コ産業の発展と産業化応用に力を入れる、『ソフト面での排出削減』を進めていくべきだ」とのべた。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます