毎日数十万人の参観客が訪れる万博園区のほかに、長さ16キロにわたる目に見えない電子塀も万博の安全な運営に貢献している。こ の塀を開発したのは中国科学院上海マイクロシステム研究所無線センサネットワーク通信重点実験室の王営冠主任率いるチーム。人民網が19日伝えた。
「電子塀」はすでに上海の浦東国際空港に利用されているが、「無線センサネットワーク」が万博に導入されるのは史上初めて。「電子塀」は万博園区に目に見えないバリアを張り巡らし、赤 外線や振動など各種センサが落ち葉や参観客による接触、悪意ある侵入などあらゆる侵入を感知、識別している。ま た超小型のレーダー探査低空飛行物体の侵入や地中埋蔵型センサを埋める際の地面を掘る音を監視し地下への侵入を防止することもできる。