民航局がこのほど明らかにしたところによると、国産航空機「新舟600」は18日、型式証明を取得した。これにより、同機は中国の運輸機としての耐空性基準を満たし、顧客への納品、市場参入に向けた必要条件を全てクリアたこととなる。「科技日報」が22日に伝えた。
「新舟600」は完全な知的所有権を有しており、新デザインを採用したことにより耐用年数が延長された。また、新たに設置されたセントラル故障診断システムにより、故障の診断がスピーディかつ正確に行われるようになったほか、機内電子設備の▽統合ディスプレイ▽中央コントロール▽情報の総合管理・共有--など、先進的な機能も搭載されている。
このほか、同機は減量を実現したことにより、離陸までの距離が短縮し、安全性が高まった。飛行時間も120分間延長し、航空会社はさらなる飛行ルートを開拓することが可能となった。これらの新機能により、同機は新たな市場競争力を身につけたと言える。