南中国海に浮かぶ南沙諸島の永暑礁に駐留する部隊で25日午後、携帯電話サービスが正式に開通した。新華社のウェブサイト「新華網」が25日伝えた。
南沙諸島は中国大陸から遠く離れており、隊員らは極めて不便な生活を強いられている。海軍と海南省の中国移動公司(チャイナモバイル)の支援により、5月下旬に携帯電話サービス基地局が設置。調 整を経て25日午後に正式に開通し、南沙諸島海域にも中国移動の携帯電波が届くようになった。
南沙守備部隊後方基地での通話ははっきりと音声が聞き取れ、内陸部の都市での通話となんら変わりなく、距離を感じさせない。
南沙諸島の他の各礁でも基地局の設置・調整作業が着々と進められており、次々と携帯電話サービスが開通する予定だ。