2010年05月24日-05月28日
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秦皇島 すべての生活ゴミを発電へ

2010年05月28日

 河北省秦皇島市の環境保護部門によると、同市の生活ゴミは今後埋め立て処理をせず、すべて発電に使われることになった。「科技日報」が28日伝えた。

 秦皇島のゴミ発電工場では現在、焼却炉の調整段階に入り、7月には火力発電が開始し、全市のゴミ圧縮中継場6カ所から毎日1000トン近くの生活ゴミが発電原料として搬送され、毎 年1億キロワット時の電力を発電する見通し。

 今年初め、秦皇島市海港区の2カ所でゴミ処理量が1日それぞれ150万トンの大型ゴミ圧縮中継場の建設が始まった。北戴河区のゴミ圧縮中継場はすでに完成、秦 皇島経済技術開発区にも2つの大型ゴミ圧縮中経場が建設される予定だ。この6カ所の大型ゴミ圧縮中継場が稼動後、1日に処理でいる生活ゴミは1000トン近くに達し、そのすべてがゴミ発電に用いられる。

 発電会社の職員によると、ゴミ発電によって毎年1億2500キロワット時の電力が発電ができ、電力会社が使うほかに、残りの9400-9500万キロワット時の電力は華北部に輸送されるという。燃 えかすは路盤材料や擁壁材料として役立てられる。

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