月探査に関する国際会議「Global Lunar Conference 2010」が5月31日、北京で開幕した。第1回目となる今会議は6月3日まで開催され、世界各国の宇宙局代表、宇 宙関連企業の上層部、国際的な月探査プロジェクトの専門家などが出席する。人民網が5月31日に伝えた。
会議の議題は以下のとおり。
■議題1：「現在どのような月探査計画が進行中なのか？」
関連機関は現在、どのような活動や協力を行っているのか？協調性のある月開発をいかに進めていくのか？軌道航行器、月上陸、月探査車などを含め、今後10年間の月探査計画について、様
々なソースから読み解いていく。
■議題2：「最近の任務の成果」
嫦娥など、各国の月探査機器による新発見について。これらのデータは、月の地殻、クレーター、水の存在など、月に関する様々な新たな一面を見せてくれた。こ
れらの科学的成果と発見は将来の探査においてどのような影響をもたらすのか？
■議題3：「宇宙ステーション・探査機から月基地まで」
将来の探査に向けた技術革命と協力枠組みのために、宇宙ステーションと月探査機をどのように使っていくか？月開発および、月での生存のためには、どのような科学技術や要素が必要なのか？長
期的な月面への移住のためには、人類とロボットのどのような協力が必要なのか？
■議題4：「人類社会、大衆および若者への影響」
月探査に大衆および若者をひきつけるには、どのようにするべきか？月探査の成果を生産力建設や労働力の増加に結びつけ、社会に世界的な利益をもたらすためには、どのような方法があるか？