2010年06月01日-06月04日
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風力発電開発でアジア一

2010年06月01日

 08年に中国に新規設置された風力発電装置の容量は719万キロワット、増加率は108%、4年連続で倍増した。これで風力発電装置の容量は累計1300万キロワット(世界の10分の1)に達し、2 010年までに1000万キロワットの風力発電装置を設置するという政府が掲げた目標を2年前倒しで実現した。中国はアジア一、世界第4位の風力発電大国となり、再生可能江ルギー大国の仲間入りを果たした。「 科技日報」が5月31日伝えた。 

 中国は風力発電資源が豊富で、開発利用が可能な風力エネルギーは約10億キロワット(陸と海の比率は約1:3)あるとされる。日増しに増加する風力発電市場が、国 内の風力発電機やその部品製造業の発展をバックアップしている。国内の風力発電機の製造メーカーは70社以上、ブレードの製造メーカーは50社以上、発電機の製造メーカーは20社以上、コ ンバーターの製造メーカーは10社以上、タワーの製造メーカーは100近くにのぼり、部品など一部の製品はすでに国際市場にも出回っている。2 015年までに中国は世界の主要な風力発電装置の製造大国になるだろう。

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