北京科技産業博覧会が閉幕　契約総額388億元超

2010年06月02日

　「自主革新能力の増強、成長方式転換の促進」をテーマにした第13回中国北京国際科技産業博覧会が5月31日、閉幕した。大まかな統計によると、今回の博覧会で取り交わされた投資誘致プロジェクト、技 術協力プロジェクト、貿易プロジェクトは568件、契約総額は388億7000万元と前回を47.8％上回った。「科技日報」が1日伝えた。

　今回の博覧会で結ばれた契約には次の3つの特徴がみられた。

• （１）新エネルギー、新素材、省エネ・環境保護、バイオ医薬、情報ネットワーク、ハイエンド製造業など戦略的新興産業の契約が全体の68.2％の265億元に達し、戦 略的新興産業発展の見通しが伺えたこと。
• （２）1億元以上の大型プロジェクトが契約の主体だったこと。うち10億元以上の超大型プロジェクトは8つ、契約金額は199億元と総額の51.2％を占めた。
• （３）投資プロジェクトの割合が高く、契約金額は383億5000万元と総額の98.6％を占めたこと。貿易プロジェクトの契約金額は5億2000万元。

　今回の博覧会には5日間で20万5000人が訪れ、10回のプロモーションには国内外から8000以上の投資企業が参加、8回のフォーラムには7000人以上の聴衆が集まった。