国際宇宙航行連盟と中国宇宙航空学会が共同で主催する「世界月球会議」が5月31日午前、北京で開幕した。中国運搬ロケット技術研究院の魯宇在副院長は世界に見られる月探査ブームについて、「 どの国も関連の構想に取り組んでいる。中国では2014年に『長征5号』ロケットを打ち上げる予定だ。このロケットの運搬能力は従来のロケットの2倍になるが、次 の月探査計画においてこの新型液体ロケットをいかに運用するかはさらに研究する必要がある」と述べた。人民網が5日伝えた。
月探査衛星「嫦娥2号」と「長征3号丙」ロケットの開発は順調に進んでおり、今年下半期には嫦娥2号を月軌道に送り込む予定だ。長征5号により中国のロケットの運搬能力はこれまで2倍に高まるが、次 の月探査計画でこの新型液体ロケットをいかに運用するかはさらに研究の余地がある。写真は長征5号の模型。