このほど開かれた中国科学技術協会の記者会見で、同協会連合中央組織部、教育部、科学技術部、工業情報化部、財政部、文化部、国有資産監督管理委員会、解放軍総政治部、中国科学院、中国工程院、国家自然科学基金委員会など12の部と委員会が共同でベテラン科学者の研究経歴資料をまとめるプロジェクトを実施することが明らかになった。「科学時報」が9日伝えた。
ベテラン科学者は、中国の科学技術発展史における生きた資料といえる。彼らの研究経歴自体が新中国の科学技術発展史の役割を担っている。中国科学技術協会が09年に国務院に提出した「ベテラン科学者学術発展史資料緊急保護」は高い注目を集めた。
このプロジェクトでは、ベテラン科学者の研究経歴を主体とし、80歳以上の両院院士や中国の科学技術事業に類稀な貢献をした科学者を対象に、口述資料や伝記、証書、手紙、手稿、著作など実物資料をはじめ、国務・政務活動、学術活動、外事活動、社会活動における重要な写真、映像、音声などの資料をまとめる。