2010年06月21日-06月25日
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米国物理学協会、北京に代表所設立

2010年06月23日

 北京大学博雅国際会議センターと米国物理学協会(AIP)は17日、AIPにとって初の海外事務所となる北京代表所の設立式典を行った。「科技日報」が22日伝えた。

 米国物理学協会は、米国物理学会(APS)、米国天文学会(ASS)、米国物理学教師協会(AAPT)など10の物理科学学会からなる協会で、物理科学分野では世界最大の出版者としても知られる。A IPとその会員の出版物は、世界の物理学研究文献の4分の1以上を占める。

 AIP出版の副総裁は「中国の科学技術力の急速な向上に伴い、AIPは学術出版の促進や様々な形での科学知識の普及において中国の科学界と協力したいと思ってきた」と語った。AIPの職員は、北 京がAIPの海外進出の最初の地に選ばれた理由として、中国が米国に次ぐ科学論文の産出国であることを挙げた。

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