国家電網公司は北京で29日、「スマートグリッド技術標準体系計画」と、「スマートグリッド核心設備(システム)開発計画」を発表した。このことは、中国のスマートグリッド技術標準が、系統性や深度において世界でもトップレベルに達したことを示す。「科技日報」が30日に伝えた。
「スマートグリッド技術標準体系計画」は、総括と計画、人工知能を応用した発電、送電、変電、配電、電気利用、管理、通信情報の8カテゴリー、26の技術分野、92の標準シリーズからなるもので、中国が初めて系統立てて打ち出したスマートグリッド技術の標準体系であり、「直接採用できる技術標準」、「改訂が必要な技術標準」、「制定が必要な技術標準」が明確となった。
国家電網公司は同計画に基づき、スマートグリッド技術標準を3段階に分けて制定するとともに、スマートグリッドの建設ニーズと技術発展情況にあわせて適時改訂を行っていく。
「スマートグリッド核心設備(システム)開発計画」は7つの技術分野、28の技術テーマ、137の核心設備開発計画からなる。同計画は、国内外のスマートグリッド設備の開発情況を分析し、「現有の設備」、「開発中の設備」、「開発が待たれる設備」のそれぞれについて、明確な業務戦略を打ち出し、それぞれの設備の開発内容、開発目標、開発計画を制定した。
国家電網公司は同計画に基づき、スマートグリッド核心設備開発を3段階に分けて展開するとともに、具体的な保障措置を打ち出していく。