2010年07月01日-07月02日
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海外留学者創業ウィークが閉幕

2010年07月02日

 国家科技部、教育部、人力資源社会保障部、中国科学院、遼寧省政府などが共同で主催する「2010年中国海外留学者創業ウィーク」が1日、遼寧省大連市で閉幕した。イベント3日間で、計 667件のハイテク技術事業の契約が取り交わされ、各分野の人材510人が企業に採用された。中国網が2日伝えた。

 創業ウィークには、41の海外の華人団体をはじめ、博士号の取得者792人を含む1605人の海外留学者が参加。参加者は、電子通信、バイオ医薬、省エネ・環境保護、先進的な製造技術、新素材、農 業など1千件近くのハイテク技術事業を持参した。

 主催者サイドは、今回の創業ウィークでは中国で最も影響力のある海外留学者の大会というイメージ通りのものとなった、と満足げに話した。3.5万平方メートルの展示会場には全国50以上の高新区、1 20の創業園区、3000以上の企業が所狭しとブースを並べ、7000余りの国内企業が起業支援にかかわり、全国25の都市で計8000人以上の求人があった。

 創業ウィークは2000年に「中国海外留学者遼寧省(大連)創業ウィーク」として始まった。この10年間、7400人以上が帰国して就職したほか、1600社以上の企業を立ち上げ、3 600項目以上の特許を取得した。毎年大きな成果をあげ、影響力が多大なことから、今年から国がバックアップする創業ウィークに昇格し、「中国海外留学者創業ウィーク」と名を改めた。

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