2010年07月05日-07月09日
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国産化率95%のB型地下鉄車両がラインオフ

2010年07月05日

 中国が完全な知的所有権を有するB型地下鉄車両がこのほど、北京地下鉄車両設備公司でラインオフした。同車両は、年末に開通する北京地下鉄房山線に導入される見込み。北京地下鉄運営公司によると、同 車両は中国が完全な知的所有権をもつ初のB型地下鉄車両だという。「新華網」が3日に伝えた。

 北京地下鉄運営公司によると、このほどラインオフしたB型地下鉄車両は国産化率が95%に達し、車幅は2.89メートル、最大定員は1820人。国内で初めて時速が100キロに達した地下鉄車両だ。& lt; /p>

 地下鉄車両の国産化により、運行およびメンテナンスにおけるコストが大幅に低下した。車両あたりのコストで見ると、非国産化車両よりもコストが5%削減できる。

 また、地下鉄車両の使用期限は約30年間で、約10年ごとに大規模なメンテナンスが必要だ。非国産化車両の場合、国外では多くの車種がすでに生産停止となっているため、大 規模メンテナンスの際は部品の再生産コストがかかる上に、製造にも8ヵ月ほどかかる。国産化の実現後はこれらの問題が解決されることになる。(編集SN)

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