2010年07月05日-07月09日
トップ  > 科学技術ニュース>  2010年07月05日-07月09日 >  中国の科学研究、驚くべきスピードで進歩

中国の科学研究、驚くべきスピードで進歩

2010年07月06日

 中国の科学技術はかつて、数百年間にわたって世界トップを誇っていた。例えば、火薬、灌漑技術、活字印刷の発明などだ。そして現在、中国は再び科学技術大国に名を連ねようとしている。中 国の科学者や発明家はまるで、やる気十分の若者のように、世界を変えるかもしれない科学研究の復興を推進している。「青年参考」が5日に伝えた。

 10年前、中国が科学において競争力を持つようになるとは誰も思っていなかった。最も優秀で聡明な中国人ですらそう思っていたので、彼らの多くは中国を離れ、米国のハーバード大学、スタンフォード大学、マ サチューセッツ工科大学など、世界一流大学の実験室へと移っていった。

 しかしここ5年間、欧米で留学した科学者や、野心に燃える企業家が中国に戻り、科学研究機構や企業を設立した。彼らは欧米から多くの華人科学者を集め、中国を科学超大国にするべく力を尽くした。

 中国と協力した経験のある米カリフォルニア大学バークレー校の遺伝学者、ラスマス・ニールセン氏は、「中国における科学研究の進歩の速さと唐突さは、驚くべきものだ。しかし、我 々はすでにこのことに慣れ始めている。現在は昔とは違い、中国との競争が存在するようになった」と述べる。

 統計によると、中国が世界の科学研究刊行物で発表する論文の量は1995年の第14位から現在は米国に次ぐ第2位となっている。(編集SN)

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます