西南化工研究設計院によると、同院が開発した「コークス炉ガス(COG)のメタン化による天然ガス製造」技術が四川省科技庁が組織した専門家の審査を通過した。これにより、コ ークス炉ガスのメタン化による天然ガス製造のカギとなる技術がブレークスルーを果たし、工業化の条件が備わった。新華社のウェブサイト「新華網」が5日伝えた。
同技術が産業化されれば、コークス炉ガス有効利用の新たな道が開け、コークス化やエネルギー産業の技術的進歩を促すだけでなく、コークス炉ガス排出による環境汚染や資源の浪費を解決できる。専 門家によると、年産100万トンのコークス化装置から出るコークス炉ガスから、年産1億304万立方メートルの圧縮天然ガスが製造できる見通し。中国で毎年200億立方メートルのコークス炉ガスを回収すれば、7 0-80億立方メートルの圧縮天然ガスが得られる。これは520-590万トンのガソリンに相当する。