2010年07月26日-07月30日
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呉建平教授、インターネット界の最高名誉を受賞

2010年07月29日

 第78回IETF大会において28日、中国人科学者・呉建平教授がインターネットソサエティ(ISOC)より2010年ポステルアワードを授与された。
呉教授は、清華大学計算機(コンピュータ)科学・技術学部の教授であり、中国教育科学研究コンピュータネットワーク(CERNET)専門家委員会、ネットワークセンターの主任を務めるほか、次世代インターネット国家プロジェクト実験室の主任でもある。「科技日報」が29日に伝えた。

 ISOCのリン・サンタムール会長兼CEOは授賞式において、中国のインターネット技術の進歩と発展に向けた呉教授の貢献と、呉教授が世界のインターネット技術および教育のために行った画期的な業績を高く評価した。

 呉教授率いるチームは、世界最大規模の国家学術ネットワーク「CERNET」と、世界最大規模のIPv6テストネットワーク「CNGI-CERNET2」を建設したほか、インターネット構造のデザインと管理、ルーティングおよびスイッチング、IPアドレッシングとトランジション技術などにおいて多くの貢献を果たし、中国のインターネット技術の進歩と発展を積極的に推し進め、世界のインターネット発展に向け、重要な影響を及ぼした。

 ISOCは1999年、インターネット界の第一人者であり、技術の大家であったジョナサン・B・ポステルの名にちなんで、ポステルアワードを創設した。毎年1度発表される同賞は、国際的なインターネット界の最高賞とされている。

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