2010年07月26日-07月30日
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中国の科学発展レベル トップ3は北京・上海・天津

2010年07月29日

 北京で28日、「中国科学発展報告2010」が発表された。エコ発展をテーマとする同報告は、科学発展の定量的測定と動的評価の枠組みを打ちたて、中国31省(直轄市・自治区)の科学発展レベルを評価・ランク付けしたもの。ランキングのトップ5は北京、上海、天津、浙江、江蘇だった。「科技日報」が29日に伝えた。

 同報告は、中国科学院・学際的科学センター唐山科学発展研究院が編纂したもの。同報告の執筆を行った、中国科学院の持続可能発展研究首席科学者である牛文元氏によると、これまでは人文科学の研究者が科学発展に関する研究を行うことが多かったが、今回の報告では、自然科学と人文科学の学際的研究をメインとし、科学発展の理論を探求し、科学発展の実践をまとめ、各地科学発展のレベルを評価したという。

 同報告では、科学発展の指標体系を設定、▽イノベーション発展指数▽資源節約指数▽環境友好指数▽社会公平指数▽管理品質指数--の5方面から、中国31省(直轄市・自治区)の科学発展レベルを評価(資料範囲の理由により、台湾、香港、マカオは含まない)したほか、科学発展レベルに関するランク付けを行った。

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