西昌衛星発射センターは1日明け方、5基目の測位衛星「北斗」を打ち上げ、予定軌道に投入した。同センターがこの40年間で打ち上げた国内外の衛星は56基、その総合的な打ち上げ能力は飛躍的に向上し、世界一流のロケット発射場に数えられるまでになった。「人民日報」が2日伝えた。
西昌衛星発射センターの総合的な打ち上げ能力は次のような飛躍を果たしてきた。
単一だったロケットのタイプは複数になり、今では長征3号甲、長征3号乙、長征2号丙など6タイプのロケットを使用し、重さ数十キロから数トン以上の衛星を宇宙空間へ送り込むことができるようになった。単一だった発射方向も多角度へ飛躍したほか、軌道衛星も高・中・低それぞれの軌道衛星の打ち上げが可能となった。また、西昌衛星発射センターでは国内の衛星だけでなく世界の商業衛星の打ち上げを行い、1990年以降、20基近くの商業衛星を打ち上げた。打ち上げ回数は年3回から今では10基以上打ち上げられ、打ち上げテストも近距離でのコントロールから遠距離でコントロールできるようになった。