2010年08月02日-08月06日
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中国の電子商取引市場、取引額2兆元突破

2010年08月06日

 中国の電子商取引市場は経済や生活の隅々にまで徐々に浸透し、急成長期に入ろうとしている。オンラインショップを利用した取引は急増、利用者の数も増加の一途をたどっている。こういった状況をを背景に、電子商取引への投資にも注目が集まっている。「中国新聞網」が5日伝えた。

 中国電子商取引研究センターが発表した「2010年上半期の中国電子商取引市場データ報告」によると、今年6月末の時点で中国の電子商取引市場(B2B、B2C、C2Cの統計に限る)の取引額は2兆2500億元、うちB2B(企業間)が2兆500億元、B2C(企業と消費者間)とC2C(消費者間)は合わせて2000億元だった。

 マクロ経済の回復と電子商取引の浸透に伴い、今後数年は中国のB2B取引は勢いよく伸びると予想される。同センターの予測では、今年、B2Bの年間取引額は3兆8500億元、B2CとC2Cは合わせて4300億元を突破する見通しだ。

 今年6月の時点で電子決済を利用した取引は前年同期比71.1%増の4500億元に達し、急速な伸びをみせた。ある程度の規模がある電子商取引サイト数はすでに2万件以上にのぼる。

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