2010年08月09日-08月13日
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中国のビール醸造技術に新たな進展

2010年08月10日

 科技部の公式サイトによると、中国軽工業連合会が組織した専門家がこのほど、中国食品発酵工業研究院、青島ビール股フェン有限公司、広州球江ビール股フェン有限公司が共同で取り組む国家科技支柱計画「中国伝統食品の要となる技術研究および応用プロジェクト」のテーマ「超高濃度ビール醸造技術研究の応用とモデル」に対し、青島で審査を行った。

 ビール業界はこれまで中国の食品工業分野においてエネルギー消費や汚染度が高い産業に属し、中国のビール業界は資源の著しい消費により急成長を続けてきた。超高濃度醸造技術は、ビール業界の資源利用問題を効果的に解決する先進技術と世界的に目され、1年で800万元のコスト削減につながる。この成果は今後幅広い応用が期待されている。09年の全国のビール生産量は4035万キロリットルだったが、もしその4分の1でこの技術が使われれば、2億元以上のコストが削減できるという計算になる。

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