2010年08月09日-08月13日
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中国空軍、新型戦闘機用燃料すべて国産化実現

2010年08月10日

 8月初旬、中国北西部のある空港に国産の新型燃料を使った戦闘機が着陸した。これで人民解放軍の航空燃料にまた新たな品種が加わった。「解放軍報」が8日伝えた。

 空軍のある燃料研究所はこれまで300項目以上の重要な研究成果を収め、中国軍の新型戦闘機用燃料の100%国産化を実現してきた。航空兵部隊の燃料確保は「手作業から機械化へ、機械化から情報化へ」と進展している。

 同研究所は、中国軍で唯一航空燃料と燃料設備の研究に携わる専門の研究機関で、重要な使命を担っている。燃料は戦闘機の「血液」であり、それを確保する能力が戦闘機の能率および空軍の核心軍事力の向上に直接関連してくる。同研究所は近年、空軍の情報化への転換に着眼、部隊のニーズを科学研究の出発点とし、資源統合と大胆な革新を進め、質の高い研究成果によって空軍の情報化を推進し、燃料の保障能力を持続的に高めてきた。

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