2010年08月16日-08月20日
トップ  > 科学技術ニュース>  2010年08月16日-08月20日 >  国産大型旅客機、関連部品の生産がスタート

国産大型旅客機、関連部品の生産がスタート

2010年08月19日

 ラジオ放送・中国之声が伝えたところによると、国産大型旅客機「C919」の機体の一部の開発・製造を担う江西洪都商用飛機股フェン有限公司が16日に設立された。これにより、「C919」の関連部品の生産が全面的にスタートしたことになる。また、同公司の設立に伴い、航空機関連の産業エリアである南昌航空工業城も同時オープンした。

 江西洪都商用飛機股フェン有限公司は南昌航空工業城における重要プロジェクトの1つで、登録資本は12億元。経営内容は、国産大型旅客機「C919」の機体構造部品の開発・製造および、航空機の外注生産。

 中国航空工業集団公司の林左鳴総経理によると、「C919」の開発は現在、計画通り順調に行われているだけでなく、部分的には計画を前倒しするペースで進んでいるという。林総経理は、「全ての業務は計画よりも早く開始し、実施している。2011年には大型部品の生産が全面的に始まる。我々は要求に基づき、この任務を計画通り順調に終えることができると信じている。国産の大型旅客機が青空に飛び立つのも、まもなくだ」と述べる。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます