「2010年中国インターネット大会」が17日、北京で開催された。同大会に出席した工業情報化部の奚国華副部長は「昨年末の時点で、インターネット関連サービスを提供する中国企業は2万社に上った。海外で上場した中国のインターネット関連企業も20社を超え、市場総額は数千億ドルに上っている。このことから、中国のインターネット発展スピードは非常に急速で、世界的にも相当大きな規模と割合を占めるようになったことがわかる」と述べた。「中国新聞網」が18日伝えた。
中国インターネット業界の規模について、奚副部長は、「2010年6月現在、中国のネットユーザー規模は4億2千万人に上り、規模から見ると世界一となった」と述べる。このほか、中国における国際インターネットの帯域幅はすでに1000Gに上ったという。
統計によると、中国のインターネット市場規模は昨年、前年同期比31.99％増の1834億5千万元となり、情報サービス業の中で比較的高い成長率を持つ産業の一つとなった。うち、インターネット基礎サービスの市場規模は812億1千万元、インターネット応用サービスの市場規模は1022億4千万元、電子商取引額は3兆6千億元だった。
中小企業が電子商取引を通じて生みだした付加価値が中国のGDPに占める割合は1.5％となり、中国のGDP成長を0.13％けん引した。ネットショッピングの市場規模は同93.7％増の2483億5千万元で、社会消費品小売総額に占める割合は1.9％に上った。