2010年08月16日-08月20日
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中国の情報化レベル 中レベルの先進国並み

2010年08月20日

 社会科学文献出版社が出版する2010年「情報化青書」がこのほど北京で発行された。青書によると、中国の情報化レベルはすでに世界の平均レベルを上回り、基本的には中レベルの先進国並みに達したという。中でも、経済が発達した一部都市・地域においては、先進国の発達した地域と大差ないレベルに達している。「人民日報」が20日に伝えた。

 情報化が中国の農業と農村発展に与えた影響は、多くの人にとって予想以上のものだった。09年末には、インターネットが開通した中国の郷鎮の比率は99.3%にのぼり、インターネットが開通した行政村の割合も91.5%にまで高まった。国家情報センター情報化研究部の研究によると、中国の都市と農村におけるデジタルデバイド指数は07年、0.64となり、02年よりも13.5%縮小された。中国の農村部におけるネットユーザー数は09年12月末、初めて1億人を超えた。農村部のネットユーザーのネット利用時間は平均して1週間に16時間と、08年と比べて約3時間増えている。

 青書はまた、09年末の時点で、全国で4万9730の「.gov.cn」ドメインが開通しており、1997年の153倍となったと指摘した。ほとんどの大学、60%の職業学校、70%の一般高校、39%の中学校、12%の小学校ですでに様々なキャンパスネットワークが構築されている。

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