2010年08月16日-08月20日
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ハイテクサービス業が経済発展の新成長点に

2010年08月20日

 中国で「ハイテクサービス業」という言葉が最初に現れたのは、科学技術部の報告書「2003年度科学技術型中小企業の技術革新基金における若干の重点プロジェクトに関する手引き」であり、05年に初めて内容が詳しく記された。07年に国家発展改革委員会が発表した「ハイテク産業発展の第11次五カ年計画プラン」では、同サービス業が8つの代表的ハイテク技術産業の中に明確に組み込まれた。「科学時報」が18日伝えた。

 同部たいまつセンターの王仰東研究員の説明によると、中国のハイテクサービス業の発展は、すでに経済の新たな成長点となっており、中国の産業構造の最適化やグレードアップを推進する上でますます重要なはたらきをするようになっているという。あるデータによれば、05年から09年にかけて、中国のハイテクサービス業界のプロジェクト申請件数は522件に上り、うち実現したものは41.76%にあたる218件に達する。投入された資金は累計1億3605万元だ。同部は09年、同サービス業に6425万元を投入し、過去最高を更新した。

 05-09年の同サービス業の各分野における累計資金投入額をみると、トップは電子情報技術サービス業の4765万元で、投入額全体の約35.02%を占めた。最も少なかったのは新材料技術サービス業で、全体の約7.06%に当たる960万元にとどまった。

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