IT大手の浪潮集団は19日に北京で「雲海戦略」を発表し、クラウド・コンピューティング業務を全面的に推進するとともに、年内に国内で第1号となるクラウドコンピューティングのオペレーティングシステム(OS)を発表することを明らかにした。このOSは、中国のクラウド・コンピューティング分野の鍵となる技術の空白を埋め、クラウド・コンピューティングのセキュリティ戦略の自主制御を実現する重要な礎となる。「人民日報」が20日伝えた。
クラウド・コンピューティングは、インターネットをベースとした一種の利用形態で、コンピュータのサービスを水道や電気などの公共サービスと同じように必要なだけ利用しその分の使用料金を支払うようにする、情報産業の新たな革命と目され、将来的には国家の情報セキュリティ戦略の主要な媒体となる。