「第15回世界電気通信標準化協調機構会合」（GSC-15）で明らかになったところによると、中国が提案または主導で制定した情報通信分野の世界標準案は120項目に上ることがわかった。また、国際電気通信連合（ITU同会合は、多くの国際的に有名な標準化組織で構成され、世界の情報通信分野における交流と協力の重要なプラットフォームとなっている。今回の会合は世界の経済情勢に結び付け、「危機を乗り越える標準化協力」のスローガンのもと、各組織のトップによる情報交流を通じて、将来的な標準制定の方面で互いに協力し合い、重複作業をできるだけ減らし、関心を抱く共通の分野における世界基準制定の促進を図ることを目的としている。「科学時報」が1日伝えた。
工業情報化部の奚国華副部長は、中国の情報通信業はすでに国民経済の土台となる戦略的産業となっていると指摘。中国は今後5つの方面から情報化と工業化の融合を大々的に推進し、情報技術の発展を加速していく方針。その5つとは、▽新世代の情報ネットワークインフラの構築加速▽情報通信技術サービスのさらなる革新強化▽経済社会の情報化推進▽より良い政策と市場環境づくり▽情報通信分野の国際交流と協力強化--。