「国家ナノメートル科学センター」の建設事業が25日、国家発展改革委員会が中国科学院と教育部に委託して行った最終検査を通過した。27日付けで「科学時報」が伝えた。
同センターは、国務院が科学技術の最前線を強化し、将来的な産業発展が見込める分野で戦略的な先手を打つことを目的に建設された。国家ナノメートル科学センターは指標に基づく高い品質で完成した。
「国家ナノメートル科学センター」と「国家ナノメートル工程センター」の建設は2000年頃、師昌緒教授らが提唱。2003年3月に中国科学院と教育部はセンター建設計画を共同で作成し、国家ナノメートル科学センターの設立準備が進められた。2003年12月31日、中央機関編制委員会弁公室が国家ナノメートル科学センターの正式な設立を承認した。
その後6年間、国家ナノメートル科学センターは国家発展改革委員会の「建設と同時に運営」という原則に従い、ナノメートル技術の最前線と国家戦略のニーズに応じて重要なナノメートル技術に関するプロジェクトを担い、ナノメートルの基礎研究や応用、公共技術プラットフォームと基礎研究環境の建設、ナノメートル基準の研究と制定、国内外の学術交流と協力、人材チームと体制メカニズムの構築などの方面で著しい成果を上げてきた。